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【世界のアート&クラフト】イースターエッグと鬼のお面


 

 私たち株式会社シンクアロットが、「こどもたちの世界観を広げる」をミッションに提供する、園向けの世界交流プログラム「EN-TRY(エントリー)」。EN-TRY世界交流では、オンラインライブそのものが盛り上がることだけでなく、その前後の活動をとても大切にしています。


 葉山明照幼稚園とニュージーランドのAoraki Explorersのオンライン国際交流では、お互いの国の季節の行事について紹介しあいました。詳しくはこちら→【国際交流レポート】 交流を重ね、国紹介から自己紹介へ

 日本から紹介したのは節分、ニュージーランドから紹介してくれたのはイースターです。本日はその時使用した、こどもたちが作ったアートやクラフトの写真の一部をご紹介します。

 
 

■目次

 

●EN-TRY世界交流の二つのコースについて

 交流を複数回実施いただく場合、EN-TRYでは「様々な国の園と交流し、世界への理解を深めるコース」と、「同じ園と交流を続け、異文化を深く理解するコース」の2つをご用意しています。どちらも異なる魅力はありますが、同じ園同士での交流は、回数を重ねるごとにこどもたち同士の心の距離が近づき、相手への深い理解につながる良さがあります。園同士のマッチングは、園の特徴や要望をお伺いし、相性を考慮してご提案していますが、今回は特にマッチングが上手くいったことで後者のコースをお選び頂きました。

 今回は二回目の交流であるため、お互いの作ったものを見せあうという初回よりも一歩踏み込んだ内容で、より深くお互いを知ることができました。


●春の行事プログラム「節分・イースター紹介」について

 2つ目の「節分・イースター紹介」は、その名の通り「節分」と「イースター」をそれぞれ紹介し合うプログラムです。どちらも、宗教や文化に深く根付いた行事でありながら、制作や食事、ダンスや豆まきなどコンテンツとしてバラエティに富んでいるため、こどもたちがあそびの中で行事への理解を深めることができます。

 こどもたちは交流ライブの前から時間をかけて準備をし、節分とは、イースターとはなにか学んだり、海外の友達がどんなふうに行事を楽しんでいるのかを真似したりして、当日の交流を楽しみにしていました。

 しかし、同じテーマで工作や色塗りをしても、全く同じものができるわけではありません。特に、イースターエッグや鬼など、馴染みがないと共通のコンセプトを持つのは難しいもの。こどもたちはお互いの作品を見ながら、違いを知ることで、より深く興味関心をもって楽しんでいるように見えました。


 ところでみなさん、イースターの意味はご存じでしょうか?

イースターは「復活祭」のこと。十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが、 3 日後に復活したことを祝うお祭りで、キリスト教においてはクリスマスと同じくらい重要なイベントです。日にちは、「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」です(毎年違います!)。家族でごちそうを食べたり、飾りつけをしたり、ゲームをしてお祝いします。


 なぜ、イースターといえば卵なのでしょう。それは、新しい命が誕生する卵は生命や復活の象徴とされているからです!イースターではカラフルにペイントされた「イースターエッグ」は欠かせません!部屋に飾ったり、卵を探すエッグハントやエッグレースなどのゲームに使用したりします。


●こどもたちの作品紹介

 まずは、イースターエッグです。こちらは、ニュージーランドのこども達が作っている様子。卵のイラストに、自由に色を付けています。

 こちらはエッグハント(卵を探して遊ぶゲーム)の様子。たくさん卵を見つけられるように、てづくりで鞄を作っています、とてもかわいいですね!


 日本の園でも、まずはイースターについて楽しく学び、そしてニュージーランドの友達のようにイースターをやってみました。

 これはたまごのお城だそうです。こどもたちがそれぞれ作った卵を絵に張り付けて、一つの大きな作品にしました!間近で見ると大迫力で、オンラインライブでカメラを通して紹介すると、ニュージーランドのこどもたちもびっくり!たまごひとつひとつにも、個性が溢れていますよね。


 卵と並んでイースターの重要なモチーフが、「うさぎ」。うさぎは一度にたくさんの子どもを産み、さらに 1 年に何度も妊娠と出産を繰り返すことができる動物なので、子孫繁栄の象徴とされています。卵を探す「エッグハント」は「うさぎたちが隠したイースターエッグを探す」ということです!

 こちらは、当日のために両園が準備したウサギの耳のかぶりもの。ニュージーランドのこどもたちも、日本のこども達も同じ作り方で作り、お揃いの格好をしてウサギのダンスを一緒に踊りました!

場所は離れていても、同じ空間を楽しむという貴重な経験になりました。


 そして、節分に関するクラフトも作りました。

こちらは、ニュージーランドのこどもたちに、節分を紹介した時の写真。怖くないように鬼のお面をかぶって、豆の入った入れ物を持っています。ニュージーランドのこども達も、鬼のお面を作って、交流ライブで被って見せてくれました。「鬼」という概念がないので、モンスターの被り物だよといって見せてくれ、日本のこども達はまた違った鬼に驚きの声を上げていました。その写真が無くて残念なのですが、こどもたちは鬼のお面を家族に見せたいと喜んでお家に持って帰ったと園の先生から聞いて、日本の文化を知ることが興味関心のきっかけになったことが分かり大変嬉しく思いました。

 オンライン交流では、このような交流前の取り組みについてもご支援させていただいております。実際に体を動かしてみたり、作ってみたり、作品を持ち帰って家族に話したりすることで、理解や興味関心はより深まります。さらに、40分間のライブが、より思い出に残る、印象深い体験になるでしょう。

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