世界のアート&クラフトのコーナーでは、EN-TRY世界交流に参加いただいている海外・国内の園児による作品を紹介しています。本日は、ニュージーランド園Little explorers preschoolのこどもたちの作品です。今回は、EN-TRY世界交流にのプログラムにおける事前学習のご紹介とともに、こどもたちがEN-TRY世界交流前に日本について学んだ時につくってくれた作品をお見せします!!
●Little explorers preschoolについて
Little explorers preschoolは素晴らしい設備とこどもたちが走り回って遊べる広大な敷地、ハイレベルな先生たちで地域の支持を集めるプレスクールです。
0歳から6歳までのこどもたちを受け入れており、こどもたち一人ひとりの可能性を広げるため、ビジョンとして、地元のコミュニティとのつながりを大切にするとともに、自由に世界を探索できるような環境を創ることを掲げています。
自然環境に興味を持つことも重要視していて、リサイクルについて学んだり、ミミズ牧場があったりしてこどもは自然に触れて育ちます。また、菜園で野菜を育てたり、鶏を飼育し生まれた卵を食べたりなど、自然への敬意とはぐぐむ機会を多く設けています。
また、文化の尊重にも取り組んでいます。ニュージーランドの先住民民族マオリの言語であるマオリ語を一部で使用したり、地域施設による文化の体験なども積極的に行っています。
●EN-TRY世界交流で海外園が日本について学んでいること
EN-TRY世界交流のメインとなるのは、リアルタイムで園同士をつなぐオンラインでの交流ライブですが、実は、世界交流イベントを盛り上げる鍵は、事前のプロセスにあります。できる限りこどもたちが純粋に楽しめる内容に加えて、きちんと、お互いの言葉や文化に違いや、同じところもあることを理解し、そこに関心を持つきっかけを提供することを重視しています。
ライブ交流前の活動の狙いは、大きく三つ。
・世界地図の概念も曖昧なこどもたちが、世界の中の自分の住む国と他国を意識できるようにすること
・交流先の国のこどもたちへの親近感をもってもらうこと
・期待感を高め、興味を持って自発的に考えたり、想像したり、調べたりするなど、考えるきっかけを作ること(こどもたちが十分に目的を達成できるよう、ライブ交流の2カ月以上前からの活動を推奨しています。)
そして、主な活動内容は、下記の三つ。このほかにも、園独自の活動とミックスしてより多角的な取り組みをされている園様もいらっしゃいます!
① 交流国紹介動画で相手の国を学ぶ
② ビデオレターの作成とビデオレターの交換
③ 日常に異文化を取り入れる国別アイデア集もご紹介
詳しくはこちらのコラムでもご紹介しています!
【なんでも質問コーナー】ライブ交流に向けて、事前にどんな活動をするの?
ライブ交流前の活動は、対象の国が違うだけで日本園も海外園も同じですが、今回は、海外園側からみた活動についてご紹介します!
●Little explorers preschoolのこどもたちのクラフト
EN-TRY世界交流では、交流先の国について理解を深めてもらえるよう、日々の活動の中で交流先の国の文化に触れる取り組みのアイデア集をご紹介しています。そして、各園ではこどもたちに合わせて様々な形で実践いただいています!例えば給食でその国の料理を体験する、国旗や有名なものの絵を描いてみる、その国のダンスを踊ってみるなど、無理のない範囲で取り入れて頂くことで、ライブ交流に向けてこどもたちの期待感をより高めることができます。
Little explorers preschoolのこどもたちは、書道を体験したり、センスを触ったり、ハリセンをつくりました!
準備をする間にどんどんわくわくは高まっていきます。
当日は、実際に日本のこどもたちと初めてお話をして、思い出に残る時間になりました!
EN-TRYでは、このような世界の園の取り組みをご紹介していきます。アート&クラフトだけでなく、海外の教育方針やSDGsの取り組みなど、実践のヒントになるような情報をお届けしますので、ぜひInstagramのフォローやコラムをチェックしてみてください!
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