【世界のアート&クラフト】オーストラリア園 ブールバードELC



 

 世界のアート&クラフトのコーナーでは、EN-TRY世界交流に参加いただいている海外・国内の園児による作品を紹介しています。本日は、オーストラリア園 ブールバードELCの作品です。今回は、オーストラリアの保育園・幼稚園事情とともに、こどもたちがEN-TRY世界交流後に日本園に紹介してくれた作品をお見せします!

 
 

●オーストラリアの幼稚園・保育園事情

 オーストラリアでは幼児年代の子供を預ける施設やサービスにはいくつかの種類があり、州によってもそれぞれのサービスの名称が異なる場合があります。ファミリーデイケアやほかの形式も多くありますが、ここでは主要な形態を取り上げてご紹介します。


★チャイルドケアセンター/ロングデイケア

  対象年齢は0~5歳。オーストラリアの幼児年代を預けるサービスの中で最も一般的なタイプです。低年齢からの幼児を受けいれ、年齢に応じた教育や保育、プログラムを提供しています。オーストラリアでは保育士1人に対して子供4人まで見ることができ、こどもたち一人一人をしっかりとケアする体制が整っています。


★キンダーガーデン/プレスクール

 対象年齢は3~5歳。小学校入学への準備として位置づけられています。体系化された教育プログラムが提供されていて、日本の幼稚園としての位置付けに近いイメージです。子供たちのコミュニケーション能力や問題解決能力、思考能力など基本的な能力を養うことと、学校生活のリズムに慣れることを目的に運としています。 州によって、キンダーガーデン 、プレスクール、プレップなどその名称が異なる場合があります。


 もともとオーストラリアはアジアやヨーロッパをはじめ、中東や南米など、世界中の様々な国からの移民が多い国です。オーストラリアならではの特徴として、こういった施設では、多国籍の先生やこどもたちが在籍しているため、異なる人種の人々や言葉、考え方などに当然のように触れる場面が多いそうです。バックグラウンドの異なる同年代のこどもたちと幼少期から過ごすことは、多様性の受容という観点でよい経験になっているのかもしれません。



●ブールバードELC(Boulevard Early Learning Centresn)について

 ブールバードELC(Boulevard Early Learning Centres)は6週間から12歳までの子供たちに対応しており、質の高い保育・幼児教育により、周辺地域の保護者から強い支持を得ています。

 ブールバードELCは、幼少期を成長と発達のために特に重要な時期と位置づけ、すべてのこどもたちが可能な限り最高の経験を与えられるべきであると考えています。そこでこの時期には、こどもたちは遊びを通じて発見し、冒険して想像力を育み、学び、さらに、自由に楽しみを体験させようと幅広いアクティビティに取り組んでいます。


 さらに、もともとオーストラリアは様々な国からの移民が多い国。先生・こどもたちの背景は多様です。こどもたちの強みと興味はほんとうに様々であり、ブルーバードELCでは先生とこどもの間でよい関係を築けるようなサポートを重要視しています。

 そこで、それぞれの子供の長所と興味に基づいて学習アプローチを考え、それぞれに合った学習体験を取り入れています。下記にクラフト作成を通じたリサイクルについての学びについて触れていますが、遊びのなかで様々な学習を取り入れ、こども達が飽きずに積極的に楽しめるような方法で重要な教育的基盤をつくることを目指しているそうです。



●リサイクルクラフトで世界の課題にとりくむ

 トップ画像の作品は、実はリサイクル素材で作った消防車。日本園とEN-TRY世界交流を実施し、その後に日本のともだちに見せるために写真を送ってくれました。


 ブールバードELCの交流先は明日葉保塚園様(東京都)。異なる人種の人々や言葉、考え方などに当然のように触れる場面が多いこどもたちも、日本で生まれ育ったこどもたちと話すのは初めて!ライブで国を紹介したり、一緒にダンスしたりして楽しみました。その後、両園の希望により、リサイクル素材から手作りしたおもちゃを交換したのです。


 リサイクルなどのSDGs達成に向けた取り組みは世界で共通の課題。楽しく作品を作って海外のともだちに見てもらうというだけでなく、廃材を活用することで、資源の再生について考える小さなきっかけになりました。また、海外でもともだちが同様の取り組みをしていることを知ることは、同じ人間なんだという仲間意識を一層強めたり、こども自身が世界の一員であるという認識に繋がるかもしれません。

ライブ後の交流についての詳細はこちら

 オンライン国際交流プログラムのメインとなるのは、リアルタイムで園同士をつなぐオンラインでの交流ライブですが、事前・事後のプロセスによって、より記憶に残り、身近に感じる工夫を加えることができます。

 EN-TRY世界交流では、できる限りこどもたちが純粋に楽しめる内容に加えて、きちんと、お互いの言葉や文化に違いや、同じところもあることを理解し、そこに関心を持つきっかけを提供することを重視しています。たとえばブールバードELCのリサイクルクラフトのように、園でやってみたいことがあれば、ぜひ一度ご相談ください!