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幼児期の英語教育と英語嫌い。「英語をやりたい!」という気持ちが湧いてくるのはいつ…?


 

 近年、保育園や幼稚園でも英語教育を導入している園が増加しています。一方で、「こどもが、英語を嫌がっているんです…」という保護者の声も。こどもの語学力向上方法ではなく、英語をやりたい!という気持ちに注目して英語教育を考えてみました。

 
 

目次

 

幼児の英語教育事情


 近年、保育園や幼稚園でも英語教育を導入している園が増加しています

 

 昔は英語教育は中学生になってから、一斉にスタートしていました。しかし国際化が進み、日本でも多くの外国籍の方が暮らすようになったり、経済だけではなく、外国の文化やスポーツ、エンターテイメントなども身近になったりして、英語を使う場面は増加しつつあります。

 そして2020年から、文部科学省が定めた学習指導要綱では、小学三年生から英語授業を始めるという規定になっています。幼児英語教育市場も大きく成長を続けており、たとえば「幼稚園・保育園向け英語派遣市場」はここ2015年から2021年で35%以上増加しています。「幼児向け英会話教材市場」も同期間で40%程度増加しており、英語教育への需要の高まりが分かります。(出所:矢野経済研究所「語学ビジネス市場に関する調査」)


 しかし幼児期は英語だけでなく、さまざまな非認知能力を育む時期として重要な時期でもありますから、小学校までは英語は不要、と考える方もまだまだ多くいらっしゃいます。

 しかし昨今の状況を踏まえると、小学校入学時点で、英語に何らかの形で触れた経験のあるこどもの数は今までよりも増えているのです。



一方で、こんな保護者の声も…


 「こどもが、英語を嫌がっているんです…」


 園での英語のクラスだけではなく、英会話スクールに通わせる、英語教材を使用して自宅で学習させる、という方法で早くからこどもの英語スキルを伸ばしたいという保護者は増加する一方、同時に、「こどもがあまり英語に興味を持っていない」「なんだか楽しくなさそう」という悩みも増えているようです。


 この「英語嫌い」の主な原因の中に、学習内容がつまらない、また、勉強だと思い込んでしまっている、ということがあるそうです。

 詳しく見ていくと、つまらない、ということは、コンテンツにこどもが興味を持っていない、知識の詰め込みや練習は楽しくない、ということ。そして、勉強だと思い込んでしまっている、ということは、アルファベットを覚えたり長い文章を読んだりでいかにも勉強という印象を強く受ける、ということです。(出所:幼児教室ビュッフェ 英語教育)


 保護者からすれば、できれば、楽しんで取り組んで欲しい。やりたい!と興味を持てば、もっとできるようになりそうなのに…と感じている方もおられます。




こどもが英語学習を楽しむためには?


  英語へのあこがれは起爆剤に!


 でも、英語に触れされれば触れさせるほど英語嫌いに…では、どうやったら、英語が楽しい!話してみたい!と思うようになるのでしょうか。

 

 英語教師の関正生先生によると、「英語に触れたときの新鮮な気持ち」や「英語を話す人への憧れ」が、英語学習の起爆剤になりえるのだそうです。(出所:「子どものサバイバル英語勉強術」関正生)


 このような、「英語をやりたい」という気持ちが大切で、しっかりと取り組みたいという責任感にも繋がると言います。習い事でも書店で本を選ぶときでもおもちゃを選ぶときでも、こどもは自分で選んだもののほうが、それに対して責任感を持ちやすいといわれています。ですから、自発的に英語をやりたい!と思ってくれれば、長期間、強烈なモチベーションを持つ可能性が高いと言えますよね。



世界を広げるために

 

英語の授業を受ける以外にも、こどもの興味関心を高める方法


 こどもが「英語をやりたい」という気持ちはどうやって湧いてくるのでしょう?

 例えば、近年では幼稚園や保育園で英語を母国語とする外国籍のこどもを受け入れている可能性もぐんと増えています。おともだちが英語しか話せなかったら…?いっしょに過ごすうちに、Hello!Thank you!と言ってみたい!というモチベーションが湧いて来ることは想像できますよね。

 園によっては、外国の文化背景を持つこどもが入園してきたので、その国の行事をみんなでやってみたりしたそうです。外国を身近に感じて、どんなものを食べているんだろう?どんな生き物がいるんだろう?と想像して興味を掻き立てられたかもしれません。


 このように、英語の授業でなくても、「英語をやりたい!」または、「もっと世界を知りたい!」という気持ちに繋がっていったりすることがあると考えています。

 

 ですが、どの園でも外国に触れる機会があるとは限りません。

 そこでEN-TRY世界交流では、オンラインで海外の園と日本の園を繋ぎ、こども同士がスクリーン越しに交流できるプログラムを提供しており、数か月かけて海外の言葉や文化などに触れ、世界を知る機会を提供しています。


 EN-TRY世界交流を実施した園の先生にお話をお伺いすると、こどもたちの世界に対する興味関心や言葉を知りたいというモチベーションが、交流後、つまりプログラムが終わった後に強く感じられたとおっしゃっていました。

 EN-TRY世界交流はそれだけで英語が話せるようになるものではありませんが、世界を近くに感じて英語に対する興味関心を掻き立てる一因になると実感しています。


 幼児期の英語教育については、いかに英語スキルを効率よく向上させるか、だけではなく、どうやったらこどもが自発的に英語に興味を持ったり、世界のことに目を向けたりするのかを考えることも重要なのではないかとEN-TRYは考えています。


 

EN-TRY世界交流のご紹介


 EN-TRY世界交流については詳しくはこちら!

 このプログラムの特徴は、楽しく体を動かす動画教材や、食事やお絵描きなど日常保育などと融合したアクティビティを通して様々な観点で海外に触れること。また、大人の外国人の先生と話すのではなく、同年代のこどもと交流をすること。どちらも世界をより近くに、そしてリアルに感じられるポイントだと考えています。



【資料請求方法】

下記のお申し込みボタンから必要事項をご入力ください。

 








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