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お隣の国台湾の保育園・幼稚園 最先端保育&英語教育事情


 

先日保育園・幼稚園の関係者様向けに、お隣の国台湾の最先端 保育&英語教育についてお話しするセミナーを開催いたしました。同セミナーでご紹介した内容のサマリをご紹介。

親日で知られる台湾ですが、日本と同じく、アジア&非英語圏である台湾の保育園・幼稚園の実情や、英語教育への取り組みなどをご紹介いたします。また、弊社が行った、台湾&日本の保育園で実施した6か月にわたる交流プログラムと、台湾の大学と連携して行った学術的な実証についてもご紹介。

 
 

目次

 

■台湾の幼稚園・保育園



【台湾の保育事情】

台湾では、2012年に幼保一元化が実現されており、日本のいわゆるこども園のような形で、“幼児園”と呼ばれております。2歳~6歳までのこども幼児園に通っており、0歳~2歳までは別途託児所等へ預けられている家庭が多いようです。また、開園時間は日本の幼稚園と保育園の間のような形で、8時~16時頃までが一般的となっており、16時以降には順次保護者がお迎えに来られます。

いくつか台湾の園の特徴をご紹介します。

  • 特にアジア圏内での施設では珍しく、異年齢混合クラスの採用も多く。公立園のいくつかでも採用。

  • 行学校への架け橋となる5-6歳児は無償での利用可能。

  • (特に私立では)小学校のような形で専門の外部講師が授業/レッスンを行うことが多い。

  • 朝ごはんを提供する園も多い。


ここで、とある園の1日のスケジュールをご紹介します。

基本的に1日の過ごし方は、日本の幼稚園・保育園と類似しております。時間を細かく区切ったうえで活動を定めている園も多いようです。


【台湾の英語事情】

台湾は国レベルでの英語力は、日本と同レベルです。 ※英語能力指数(EF EPI)は、世界中の成人の英語標準テストの受験データに基づき世界各国の英語力を数字で表したもの:台湾48位、日本49位 一方で、2020年に時の政府が「2030年バイリンガル計画」を策定し、国として本気で英語力の向上を目指されております。2005年より、小学校3年から英語授業が導入されており、自治体によっては小学校1年生から英語の授業が行われているようです。 このように、英語習得にかかる保護者や社会的なニーズは日本のそれより高いと考えられます。


■幼児園での英語教育


日本と同様、園によって英語教育への力の入れ具合は大きく異なります。ネイティブの先生が常駐し、日常のやり取りを全て英語で行ういわゆるオールイングリッシュ園や、週に1回のネイティブによる英会話レッスンを取り入れてらっしゃる園等さまざまです。

一方で、「幼児園における適切な英語教育」とはどのようなものなのか、についても政府が旗振り役となり実証実験を進めてらっしゃいます。


その中で注目されているのが、Integrated Approach(≒総合アプローチ)なるものです。平たく言うと、英語を“教える”のではなく“触れさせる”ことが重要である、という考え方です。

簡単に、Integrated Approachのポイントもご紹介します。


ポイント①:毎日すこしずつ!

⇒ほんの少しずつでもOKです。例えば毎朝の挨拶を英語で実施したり。


ポイント②:自然な形で!

⇒英語を“特別なもの”と認識させるのではなく、日常に自然な形で溶け込ませる

例:英語の手遊びをやってみる(Head and Shoulder等)


ポイント③:いつもの先生が!

⇒「発音が、、、」を心配する必要は全くなし!一番こどもたちのことを知っている先生が自然に英語を使う!



このように、お隣の国台湾では、日本の園様と同様さまざまなアプローチで英語教育に取り組まれております。Integrated Approach含め、是非明日からの活動のヒントにして頂ければと思います。


■台湾の大学・保育園と行った実証実験

 

2022年9月~2023年1月にかけ、台湾のNational Pingtung UniversityのYvonne教授とともに、幼児期におけるGlobal Competence開発プログラムの実証実験を実施致しました。


Global Competenceって何??

⇒平たくいうと、「グローバルな視点を持って、多様な人材と協調しながら行動を起こす能力」であると本実証実験では定義し、プログラム開発を行いました。


そのため、実証実験の目的としては、「世界を知り、異文化に生きる人の視点を学び、交流(相手の意見を聞き、自分の意見を伝える)する」体験を通じて、Global Competenceが養われるかを検証致しました。具体的にはこのように、隔週くらいのペースで特定の活動(ビデオレターの交換やライブ交流)を行いました。



今回、プログラム成果・影響を測るため、プログラムの前後、こどもたちにワークシートへ回答してもらったり、保護者に事前・事後でアンケートにご回答頂いたり、先生方に日々のこどもの言動に変化がないかを観察頂きました。いくつか素晴らしい結果が出てきておりますので、そちらも共有致します。


成果①:外国という概念を理解し、自分たちの街・国に対する理解も促進された。

⇒プログラム開始前には、「外国ってどんなところ?」という問いに対してほとんどの子どもたちはゼロ回答(空白等)でした。それがプログラム後には、台湾を通じて世界・海外・外国という概念を理解できたようです。保護者からも、「自分が住んでいるところが日本という国であることを意識できるようになり、自分のところとは違う外国という場所があることを知ることができた」といった回答を頂いております。


成果②:異なる文化の人たちともコミュニケーションが取れることを体験・学習!

⇒プログラム開始前には、「海外に住むお友達とどうやって話す?」という問いに答えられなかったこどもたちが、プログラム実施後には、「手紙を交換する」、「外国語で話す」等具体的な回答ができるようになっていました。これらはプログラムを通じて、海外・異文化に住む人たちとも話せたり協調し合ったりできるんだという実体験があったからこそだと考えます。


成果③:世界・海外・言語・異文化への探求心・好奇心の向上!

⇒先生、保護者から海外へのアンテナが高くなったと回答。例えばテレビで海外のことが流れると食い入るように見るようになったり、スーパーで海外産の食べ物を探したり、等。

今回のプログラムをきっかけに、外国の文化や言語、広くは世界に興味関心を持つようになったようです。



このように、同実証実験を通じて、幼少期においても適切なプログラムを通じてこどもたちの国際感覚・国際的に活躍するための素地の形成に役立つことを改めて確認できました。我々のEN-TRY世界交流プログラムにおいても同実証実験と同等の体験をして頂けるように開発しておりますので、ご興味持ってくださった園様におかれましては是非お気軽にお問合せくださいませ。


 








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