【海外の教育現場レポート】幼児期は最高の学習機会!シンガポールの幼児教育



 

 世界的に見てもかなりハイレベルな幼児教育を実践しているシンガポール。魅力的な幼児教育を受けられると、シンガポールの幼児向け施設についての認知度が高まっています。EN-TRY世界交流にも多くのシンガポールの幼稚園が参加して下さり、その充実したカリキュラムには驚くことがあります。

 本日は、シンガポールの教育事情と、日本園との交流をしているYasmine @ Frankel Early Learning Centreの実際の学びの様子をお伝します。

 

●シンガポールの幼児教育事情


 シンガポールの幼児施設としては、2歳~4歳が行くChild Care Centre、Nursery School(保育園)、5歳~6歳対象のKindergarten(幼稚園)があります。いずれも義務ではありませんが、多くの保護者がこれらの施設を活用しています。というのも、シンガポールでは共働きの親が多く、国からの助成金も充実しています。さらに、施設での教育水準がかなり高いということもあり、利用率はかなり高いそうです。もちろん、専業主婦の家庭でも保育園を利用することができます。


 シンガポールの特徴として、人種に多様性があります。幼少期からこのような施設で、偏見のない状態でさまざまなこどもたちと触れ合うことで、異なる文化や習慣、宗教への寛容な態度も育まれます。仏教やイスラム教、キリスト教の親を持ち、見た目も違う、そんなともだちと幼いころからともに育つことによって、大きくなってからも恐れることなくコミュニケーションをとれたり、新しい環境に飛び込む素地ができたりするのだそうです。ですので、異なる宗教のイベントでも園で体験したり、宗教施設に行ったりという活動をしている園もあります。


 また、語学に関しても、シンガポールでは様々な言語を日常的に耳にします。施設でも英語と中国語のバイリンガルで行われているところが多いそうです。英語を話す先生も中国語を話す先生もいたりして、こどもは柔軟に言語を吸収していくと言われています。

 そのほかの教育としては、施設によっては、ダンスやアート、音楽などの文化的な活動も有料で受けられるところもあります。多くの親が幼少期の教育を重視しているため、課外活動などのアクティビティを充実させている園が多いのです。本日紹介するYasmineもそのような園の一つです。



●Yasmine @ Frankel Early Learning Centre

 Yasmine @ Frankel Early Learning Centreはシンガポールの保育園で、生後 2 か月から 6 歳までのこどもを対象としています。


 楽しみながら学ぶ、ということを重視しており、こどもたちが喜んで遊びながら、その中で様々なことを身に着けていけるようなカリキュラムを設計しています。ですので、アプローチの工夫などによって、楽しみと学習のバランスを取った活動を計画しているそうです。

 また、多様性に関しても、民族的、社会的、精神的な観点で学びを深めることを目標としており、EN-TRY世界交流による日本の園との交流は、多様性に関する体験の一環としてプログラムにとりいれてくださいました。

 今回は、Yasmineのこどもたちが言語、宗教、自然などに関して学んだ遠足についてご紹介します。



●遠足レポート

  最初にYasmineのこどもたちが訪れたのは、Qian Hu Fish Gallery、たくさんの魚を見ることができます。

 施設の方が、Golden dragon fish(アロワナ)やLobsters(ロブスター), Archerfish(鉄砲魚) , Snakehead Fish(雷魚)について説明してくれました。

 様々な言葉に触れる機会があるシンガポールでは、魚といっても 英語:Fish(フィッシュ)、マレー語:ikan(イカン)、タミル語:மீன்(ミン)、マンダリン:鱼(ゆう)と四種類!

 宗教施設についても学びます。この日はEid(イード)というイスラム教の祝日。Al Ansar Mosqueというモスクを訪れました。

 Kaa’bahカーバという施設での作法を学び、イスラム教徒が巡礼中に行うやり方を、ミニメッカ巡礼として実際に体験しました。


 最後はHay Dairies Goat Farm、ヤギの牧場です。

 餌をやったり、ヤギの鳴き声を聞いたりして、目の前の動物に興味深々!



 Yasmineは他にもアートの活動や、SDGsに関する取り組みをたくさん教えてくれました。今後の海外教育現場レポートをお楽しみに!